東栄こども園

 子どもたちにとって身近な自然はとても魅力的な存在です。虫の声、花の香り、夕焼けの空の色、氷の冷たさなど、自然との様々な出会いに “きれいだな” “不思議だな” “触れてみたいな”など、たくさん心が動かされています。この神秘さや不思議さに目を見張る感性のことを、アメリカの生物学者、レイチェル・カーソンは『センス・オブ・ワンダー』と呼び、著書の中で「『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではない」と書いています。「感じる」ということがその人自身を耕し、そこに「知る」ということで種がまかれて育っていくのです。
 どうしても大人は、子どもの「なぜ?」に正解を教えようとしたり、「汚い!」「危ない!」が先回りして止めさせたりすることをしてしまいがちです。ちょっとそこは立ち止まってみて、子どもと一緒に感動したり、不思議に思ったり、触れてみることを大切にしたいですね。
 本園では子どもの豊かな感性を育んでいくため、この『センス・オブ・ワンダー』に寄り添い、身近な自然との出会いを大切にしながら保育をしています。幼児期に様々な自然と出会い、それらに触れてたくさん遊ぶことは、その後、命を大切にしようとする思いが芽生えたり、地球を守ろうとする持続可能な社会の担い手となったりすることにつながると考えています。


カブトムシちょっと怖いけど、でもなんだか愛おしいの

ダンゴムシいっぱい!ずっと見てても飽きないの

こうやって走ると、シャボン玉の道ができるよ

クモの巣って、不思議で素敵な模様だな

アゲハの幼虫、近くで見るとかわいいな

泥って言葉で表せないくらい気持ちいいよ